勇者になった父
以前剣をUPしたが
向かって左の剣には以前経営していた店の名前が彫ってあり、店に飾っていた。
もう1本もその時に買った。
閉店後は実家に飾ってあった。
あるひ警察から電話があった。
私の父が刃物を団地の廊下で振り回し逮捕したから来てくれと・・・・・
?????な私は署のほうに向かった。
担当の刑事さんいわく、「家を税務署の職員が訪問したら父が怒って出てきて廊下でそれを振り回して暴れた」と。
そこにはこの剣があった・・・
私は、「こんなおもちゃみたいな剣を持って振りますって勇者くらいしかいないでしょ?」と「その前に事実確認をしたいから父に逢わせてくれますか?」
警察は父が興奮してるからとか、調書をというあやふやな理由をこじつけて逢わせてくれなかった。
警察も事件にはしたくないし相手側も大事にはしたくないと言ってるのでさっさと終わらせましょう?と言われた。
一度、調べ室から出されて廊下の椅子に座ってると、明らかにこの事件の関係者が近くにいた。
何となく感で判った。
少し経ちまた呼ばれた。
話しは簡単で、未払いの税金5000円を払えば帰っていいとわけのわからない話だが5000円を払った。
勇者はこうして開放された。
今の時代勇者とは、勝手に家に入り、引き出しを開け、坪や花瓶を割るという存在にある。
そして悪がいなくなったヒーローは只の無職である・・
で、父の話は
父が剣の掃除をしていたらピンポンが鳴ったらしい。
面倒だから出なかったらしつこく連打されて仕方なくドアを開けたらしい剣を持って。
家からは一歩もでてないし相手が誰かもしらないが、しばらくしたら警察が大勢来てここに連れて来られたとwwww
私「廊下で大暴れしてるって聞いたが?」
父「こんなの持って表に出ないだろ」
結局は相手が大げさに通報したらおもった以上に話がでかくなり、警察がそれを知って丸く収めた感を感じ取れた。
さっき居たのは上司かお偉いさんか・・・
お国に盾突いてはろくなことがない、盾突くなら覚悟を決めないといけない。
父の勇者事件ででは覚悟の決めようがないし、落としどころも相手が作ってくれてるからそれに乗った。
それでこの勇者の剣は倉庫の奥に封印された・・・
新たなる次の勇者の誕生まで・・・w
ろくでもない事件だったが父はしばらくは勇者と言われていたw
私は勇者を父に持つ存在である・・